決して「もしドラ」の感想ではありません。
少し気が早いですが、来月から高校野球の地区大会が始まります。
今年は震災の影響で出場できない学校もあるようですが、きっと震災復興を”全面”に出しての大会になることでしょう。
今年は全国大会の決勝が午前9時から行われるそうです。まあ、考えてみればなぜ一番暑い午後1時に毎年開始していたのかは疑問ですが…。
「そんなに暑いのが嫌ならいっそのこと会場を大阪ドームにしたら?」という乱暴な意見もありました。
しかし!
甲子園で全国大会をやらない高校野球はタコの入っていないタコ焼きと同じくらい価値が低いと思います。
毎年神と悪魔の両方が降臨し、数々の名勝負が繰り広げられた甲子園球場。高校生のうちに苦楽を共にしてきた仲間と野球が、しかもあの場所でできることはかけがえのない経験でしょう。
甲子園球場の砂は価値があっても大阪ドームの人工芝はそんなに価値がありません。
年間50敗しても優勝できるプロ野球とは違い、1回負けたらそこで終わりというシステムだからこそチームはより結束し、見ているこちらも一喜一憂し、感動できる高校野球。今年はどんな名シーンが生まれるのでしょうか。
さて、
そんな高校野球に提言したいことが二つあります。
一つはピッチャーの投球数制限を設けること。プロとは違い先発完投が多い高校野球。あの炎天下で3時間以上も投げぬくのは正直厳しいものがあります。プロのように先発→中継ぎ→抑えという具合にリレーができれば、今まで控えに甘んじていたピッチャーもマウンドに上がる可能性が広がりますし、一人のピッチャーにかかる精神的・肉体的負担も軽減できると思います。結果的にチームはエース以外のピッチャーもしっかり育てなくてはなりません。出場機会も増える、負担が減る、選手育成にもつながるしくみが必要ではないでしょうか。
もう一つはDH制を導入すること。これも出場選手を増やすことにつながります。そしてピッチャーの負担を軽減することにもつながります。
教育の一環である高校野球ですが、やはり一人でも多くの球児たちに出場してほしいものです。
自分自身は部活動は全く参加せず、帰宅部もしくは全く人気のない部活の幽霊部員などをしていたため、今ごろ高校野球を見て青春を感じています。
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