先日起こった天竜舟下りの悲しい事故。
原因は操作ミスなのかどうかまだ断定されていませんが、
ライフジャケットの装着を促す指導を行っていなかったことも含め、
天竜浜名湖鉄道はそれ相応の制裁は受けるべきだと思います。
しかし私はそれ以上に腹立たしく思うのがマスコミの対応。
事故当日の天竜浜名湖鉄道の記者会見の模様をニュースで見たのですが、
マスコミの連中はライフジャケットを装着させていなかったことをネチネチと攻撃していました。
だったらなぜ、事故が起こる前に叩かなかったのか…。
以前ある旅番組を見ていたとき、天竜の舟下りが特集されており、誰もが知っているような有名人が舟下りを体験していました。
しかしながら、その映像には芸能人、船頭、取材スタッフ含めライフジャケットを着ている人間は一人もいませんでした。
確かにライフジャケットの装着義務のある子供にすら装着を徹底していなかったことには大変問題を感じますし、あれだけの急流を下るわけですからそのことを叩かれて当然だと思いますし、被害者を悪く言うつもりはありませんが乗客の認識も甘かったと言わざるを得ません。
ですがそんなことをわかっていても何も触れてこなかったマスコミが事故が起こった瞬間に「それ見たことか」と叩き始めるのは理解できません。
ライフジャケットの必要性を感じていなかったのなら、そう報道すべきなのです。
政治もマスコミも何か起きなければ動き出さない…
この「手のひら返し」は日本人の悪い習慣なのでしょうか。
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